司法書士試験は働きながら独学で合格できるのか?

みなさまこんにちは。司法書士の関根嵐です。

今回は、私自身も挑戦し、駄目だった独学での司法書士試験挑戦についてお話します。

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司法書士試験合格に必要な勉強時間

司法書士試験の受験を検討された方はどこかしらで必ず目にしたことがあるかと思いますが、司法書士試験合格に必要な勉強時間は3,000~4,000時間と言われています。

では、法律に一切触れたことの無い人が、働きながら独学で、上記の勉強時間を達成すれば合格できるのでしょうか?

合格できるかどうかと聞かれれば、答えは「はい」なんだと思います。
実際独学で合格されてる方はちらほら見かけるので・・・

自分の独学の仕方

紹介文にも書いている通り、私は教育学部だったので法律にはほとんど触れてこなかった人間で、司法書士事務所に勤務しながら5回目で合格しました。

最初の1回目は独学で、しかも模試も受けていないので、テキストや問題集だけ解いた状態で、試験の全容も分かっていませんでした。勉強時間も、ちゃんと測ったわけではないですが、おそらく500時間程度だったと思います。今思うと舐めすぎです。

案の定結果は全然駄目で、このまま続けていても絶対合格しないと思い、予備校に通いだしました。

ただ、周りの独学合格者の話を聞くと、ちゃんと情報収集をして、自分に合ったテキストを使って、その上で勉強時間を確保できる人であれば予備校に通わなくても合格できる可能性はそれほど変わらない気もします。

私の独学は結局のところやり方がまずかったのだと思います。ろくに情報も集めず、適当に本屋で買ったものを読んだり、一問一答のような問題を解いていただけだったので。

多くの合格者は、予備校を使っている

私は結局、2回目の受験に向けて某予備校の初級講座、3回目に向けては何もなし、4回目に向けて上級口座、5回目に向けて直前期の答練コースのような形で受講(ほぼweb)しました。

4回目はあと1問とれていれば合格だったので、5回目に向けての1年はそこまで緊張せず、余裕を持って挑めたかなと思います。

よくこの試験は最後は運と言われており、実際そのような側面もあると思います。ただなんとなくですが、仮に今回不合格でも、もう次は大丈夫だろうくらいのレベルまでは勉強を続ければもっていけると思います。

そしてその段階までもっていくには、やはり予備校による、重要論点の絞り込みとスケジュール調整は役に立つものだと思います。

結局どうなの?

結局・・・ある程度自分の情報収集能力に自信があり、勉強習慣を身に付けられる人であれば、予備校の費用と天秤にかけて独学を選んでもいいのではないかと!

費用をかけてでもなるべく早く合格したくて、自分で情報を集めるのがに難しい場合は予備校に頼るのがいいと思います。私は1回目の試験の前にも、予備校講座を受ければよかったと思っていますし、その後すぐに予備校を使う判断をしてよかったと思います。

独学で挑むか予備校に通うか迷っている人は、とりあえず予備校の方に、なぜ迷っているかなど相談してもいいかもしれないですね。

おわり。

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